フランケンシュタインの足/2022-

Frankenstein’s feet /2022-

 

フランケンシュタインの足の裏から出発し、わたしがフリースタイル手芸の社交場「暗黒手芸店」を開くまでのプロジェクトです。

 

きっかけはサイアノタイプの印画紙で自分の足のフォトグラムを撮ったことだった。露光の環境によって足のイメージが大きく変化し、作業の為に外に出ては他人の足を持ち帰っているように思えた。画像が出来上がる度にバラバラになっていく自分をまとめる為に「理想のわたしの足」を作ろうと試みたが、完璧な姿に近づければ近づけるほど不気味さが増していく。自分に適合できない自分の姿はまるでフランケンシュタインの怪物のようである。 

 

撮影 木奥惠三
撮影 木奥惠三

2022年11月-2023年2月 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市)で行われた「MIMOCA EYE/ミモカアイ」にてプロジェクトの経過をまとめたインスタレーションを展示しました。