葉送り/2014

 今年の春、自宅のベランダで植物を育てはじめました。順調に成長していきましたが、やがて枯れて葉を落とすものや、台風で茎の途中からぽっきりと折れてしまうものが出てきました。私は、我が子のように慈しみ育てていた葉が落ちる度に、強い喪失感を覚えました。そして、私は落ちた葉を集めてお葬式をすることにしました。キッチンのガスコンロでぐつぐつ煮て、葉肉を除き、漂白し、火葬した骨のように白い葉脈のみを取り出して、埋葬しました。

 このプロジェクトでは、三重県亀山市で集めた落ち葉の葉脈を取り出し、撮影しました。

 ベランダの葉とは違い、これらの葉の生涯については何も知りません。しかし、全く同じ葉脈を持つ葉はふたつとなく、それぞれに親しみを感じるようになりました。来年も、同じ樹木に、同じ血を引く葉が生い茂るでしょう。過去から未来へと繋がり、繰り返される葉の生命に思いを馳せます。そして、同様に、その樹木が根を張る亀山のまちの末永い繁栄を予感させます。

 

funeral(for my leaves)/2014

I started to bring up plants this spring.They was growing up both quickly and healthily.But some leaves died soon because of withering or weather.I raised them as my own children,so felt kind of lost.Then I decided to have their funeral.The photographs are their ashes of white veins.I think these are Japanese “IEI” that is the portraits of deceased person. 

But the plants put forth new leaves and buds soon.It reminds me the past,the present,and the future.

 

pigment ink on washi paper

21点組

 

2014年11月「亀山トリエンナーレ ART KAMEYAMA 2014」に出品しました。

 

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